我が家のマシューは災難犬として活動しています。仕事例を紹介します。
災難犬は福祉犬の一種だ。盲導犬・介助犬・聴導犬にくらべると知られていない。今、思いついた言葉だからだ。
災難犬といっても、災難に遭った人を救助する犬ではない。みずから災難に巻きこまれ、使用者の目を白黒させるのが仕事だ。
我が家のマシューは2001年12月生まれのミニチュアダックスだ。災難犬としての仕事例を紹介する。紹介せずにはやっていられない。
2002年10月初め、左まぶたが腫れた。腫れは大きくなり、中旬にはこのようになった。
病院を回ったものの、どこも原因は分からないという。結局、遠方の病院で切開してもらった。膿が出た。
同年末、淋しがり屋のマシューのため、妹としてモナを飼い始めた。
そのモナに鼻を噛まれたのは年が明けてすぐだ。鼻の付け根の皮膚組織がはがれてしまった。
はがれた組織が床に落ちているのを妻は見たらしい。私は見なくて良かったと思っている。
今回の災難を我が家では「組織がはがれたの」と呼ぶ。
「組織がはがれたの」から9日後、公園で頭を噛まれた。マシューが悪い。友達のおやつを横取りしようとして噛まれたのだ。
噛まれた部分の毛が抜けた。まだ鼻も治っておらず、こんな顔になった。
現在、首から腹にかけての毛が薄い。ロングヘアード・ダックスなのに、短毛種のスムースヘアードより薄い。
ボール遊びが好きで、よく走り回る。それで段々すれてしまったらしい。このままで良いと諦めている。治らないだろうし、走り回らないとストレスがたまるだろうからだ。
災難犬の素質がある犬は、子犬のときから前途多難な顔をしている。こんな顔だ。
写真は子犬の頃のマシューだ。
この文書はウェブサイト「ちんたらした暮らし」の一部です。