作り話です。
うちの犬が吠え続けている。1秒に1度、きっかりだ。100万回までやめないだろう。
もともと計算が得意だった。「1+2」なら3回、「5-4」なら1度だけ吠える。途中、私の顔色を伺ったりはしない。正解まで吠え、そこでやめる。
ある日「99万9999+1は?」と聞いた。魔が差したのだ。彼は目を輝かせ、吠え始めた。
この文書はウェブサイト「ちんたらした暮らし」の一部です。