子犬プレゼントはいけないことか

説明

子犬プレゼント企画への抗議内容に反論します。

本文

愛護団体の主張

子犬プレゼントの何がいけないのか、私には分からない。

2003年8月、帯広市の車販売店の企画した子犬プレゼントが、動物愛護団体の抗議を受けて中止となった(NPO法人JAVA「トヨタが新車の景品に子犬を!――JAVAの抗議で中止になる」)。

企画内容は、「ネッツトヨタ帯広が5周年記念のキャンペーンとして行うもので、新車を契約した人に、好きな商品を一点ずつプレゼントする。その商品として、テレビ・MDコンポ・米100キロなどとともに、コーギー・シーズー・柴犬など5種類の子犬が用意されている。希望者が多い場合は抽選で決める。子犬たちは、キャンペーン期間中、他の景品と一緒にネッツトヨタ帯広のアムズ店内に展示される」といったものでした。

愛護団体の主張は、こうだ。

  1. テレビなどの消耗品と子犬を景品に並べるのは、「子犬は消耗品」というに等しい
  2. 子犬プレゼントは、犬を安易に飼う人を増やすため、殺処分の増加につながる

反論

いずれの主張にも反論したい。

1に対する反論
消耗品と一緒でなければ子犬プレゼントは許されるのか。
2に対する反論
「プレゼントされた犬は殺処分率が高い」という確かな根拠はあるのか。
無料でもらわれるのが問題なら、多数の動物愛護団体の行う里親募集だって同じではないか。

子犬プレゼントがこの世からなくなろうが私は困らない。ただ、筋の通らない抗議で中止されるのは何か悔しい。

関連情報

動物はモノかを考える(自然と動物を考える市民会議)
捨てられる動物が増えるためプレゼントは良くないと主張しています。クワガタプレゼントへの抗議など、過去の活動も掲載されています。

この文書の情報

この文書はウェブサイト「ちんたらした暮らし」の一部です。

公開日
2004年7月3日
作成者
岩本隆史
URL
http://purl.org/net/slowlife/20040703/