犬鑑札のデザイン変更案

説明

犬鑑札の装着率を高めるにはデザイン変更が有効と主張します。

本文

デザイン変更の提案

犬鑑札の装着率を高めるには、次のようなデザイン変更が有効ではないか。

「再交付可」と明記

鑑札の装着は狂犬病予防法で義務付けられている(第二章第四条第3項)。違反すると、20万円以下の罰金を科される(第五章第二十七条第一号)。

ところが、義務を守る飼い主は少ない。なぜか。

厚生労働省によれば「大事なものだから、無くさないようにと家に保管している飼い主が多い」からだ(読売新聞・2004年3月11日)。

ならば、鑑札は再交付してもらえるという事実(狂犬病予防法施行令・第一条の二)を、厚生労働省は周知すべきだ。理由を知りながら対処しないのは情けない。

単純だが、鑑札に「再交付可」と明記すれば良いだろう。初回交付時の説明だけではすぐに忘れられるだろうし、担当者の説明漏れも想像できる。

首輪に収まる大きさに

「大きくて邪魔」と鑑札を着けない飼い主も多い。鑑札は縦3.5cm×横2.5cmの楕円形と決められている(狂犬病予防法施行規則・別記様式第三)。小型犬の首輪は幅1cm程度だから、はみ出てしまう。

鑑札の大きさを小型犬の首輪に納まる程度に変えてはどうか。

注射済票も同じ

狂犬病予防注射済票にも鑑札と同じことが言える。再交付してもらえる(狂犬病予防法施行令・第三条)ことを周知すべきだし、サイズも大きすぎだ(縦2cm×横4cm、狂犬病予防法施行規則・別記様式第五)。

追記(2006年10月4日)

鑑札や注射済票のデザインが自由化されるらしい。厚生労働省が狂犬病予防法の施行規則を年内にも改正するそうだ(東京新聞の報道による)。

この文書の情報

この文書はウェブサイト「ちんたらした暮らし」の一部です。

公開日
2004年8月2日
最終更新日
2006年10月4日
作成者
岩本隆史
URL
http://purl.org/net/slowlife/20040802/