韓国にある「日本人と犬、立入禁止」の警告文について考えます。
2005年5月1日付の韓国紙「中央日報」に寄せられた時評によれば、韓国には「日本人と犬、立入禁止」との警告文を掲げた酒場やブティック街があるそうだ。
日本に恨みを持つのは分かるが、あまりにひどい表現だ。
しかしである。「日本人とアメリカ人、立入禁止」だったら、ひどい表現には見えない。何か事情のある店なのだろうと納得してしまいそうだ。
他の動物で考えてみよう。
「日本人と犬」に覚える不快感は、私の場合、豚と猫の間だ。汚いよりましだが、強く馬鹿にされた気分になる。
なぜ馬鹿にされた気分になるのか。それは、犬の持つ従順なイメージからだろう。「権力の犬」という言い回しもある。従順で馬鹿なところこそ犬の魅力だと私は思っているのだが、自分がそう言われると嫌だ。ちょっと図々しいな。
この文書はウェブサイト「ちんたらした暮らし」の一部です。