犬服は個人の自由+子犬プレゼント再論

説明

読者からのメールに反論します。

本文

メールの内容

「aigo aigo」と名乗る人(boss_boss_king@msn.com)から、下記のメールが届いた。

動物が好きなのか嫌いなのか分からんやつやな。犬の服の作り方書いてあったけどあれは犬にとって可愛そうそのものやぞ。あれによって体温調節からかゆみとか発生して人間やったら自分で手が届くけど犬は自分でできんやろが。

あと子犬プレゼントのやつはマジキレそうなったわ。あれは実際にプレゼントによって捨て犬とか殺処分数も増えた根拠も証拠もあるからああいうことになっとんだわ。大体里親制度と一緒とかアホちゃうかお前。

犬用Tシャツの作り方」と「子犬プレゼントはいけないことか」に腹が立ち、意見せずにいられなかったようだ。

自分の考えを整理する良い機会なので反論したい。

犬に服を着せるのは個人の自由

まず、犬に服を着せる行為について。こんなことは、他人にとやかく言われたくない。趣味の問題だからだ。動物愛護法に「服を着せてはならない」という条文でもあるのか。

犬の皮膚病などかわいいものではないか。競走馬など、自分の意思にかかわらず走らされ、事故が起きれば殺されてしまう。「可愛そうそのもの」だ。が、競馬はそのようなスポーツであるにもかかわらず、開催が認められている。

ちなみに、私は「ジャンボ尾崎のような髪型にさせられている子供」が「可愛そうそのもの」に見える。まあ、親の趣味だろうから、とやかくは言わない。

根拠があるなら示せばいい

次に、子犬プレゼントについて。「プレゼントによって捨て犬とか殺処分数も増えた根拠も証拠もある」というなら、その根拠を示してほしい。「根拠はあるのか」という質問に、ただ「ある」と答えられても、納得のしようがない。

「里親制度と一緒とかアホちゃうかお前」と言われた部分は、アホ呼ばわりされる覚えはない。私の言及した「プレゼント批判記事」にはこうある。

「子犬がタダでもらえる」と軽い気持で申し込んだり、あるいは、抽選で無作為に選ばれた人たちに、動物を飼う準備や心づもりができている可能性はほとんどなく、終生愛情飼育ができる保証は、極めて低いと言えます。

「子犬がタダでもらえ」たり「抽選で無作為に選ばれ」たりするのは里親も同じではないか。プレゼント気分で申し込む人がいないとは言い切れまい。

この文書の情報

この文書はウェブサイト「ちんたらした暮らし」の一部です。

公開日
2006年1月19日
作成者
岩本隆史
URL
http://purl.org/net/slowlife/20060119/